ニース出身のアントワーヌ・パロックは、カトリーヌ・コラールに音楽を学んだ。ピアノ及び室内楽で1位を受賞した後、ダルトン・ボールドウィン及びマーティン・カッツの下で、声楽伴奏の修士号を取得することを選択した。

2013年より、彼はInstant Lyriqueとコラボレーションをしている。同様に、彼は多くの音楽家と定期的に共演している。その中には、ソーニャ・ヨンチェヴァ、アスミク・グリゴリアン、アニック・マシス、ベアトリス・ユリア＝モンゾン、ジェシカ・プラット、ニコラ・クルジャル、Arturo Each-Cruz、レイチェル・ウィリス＝ソレンセン、バンジャマン・ベルネーム、パトリツィア・チョーフィ、カリーヌ・デエ、ジョイス・エル＝コーリー、マリ・エリクスモーン、サラ・ブランチ、フロリアン・センペイ、キアラ・スケラート、ニコライ・シューコフ、ジェニファー・ラーモア、アレクサンドル・デュアメル、アンヌ=カトリーヌ・ジレ、ジュリアン・ドラン、ジャン=フランソワ・ボラス、スタニスラス・ドゥ・バルベラック、パトリシア・プティボン、ステファニー・ドゥストラック、フレデリカ・フォン・シュターデ、ミレイユ・ドランシュ、マリーナ・レベカ、ブルース・フォード、イザベル・カルス、オード・エクストレモ、ヴァンニーナ・サントーニ、アンヌ＝ソフィー・デュプレル、フランク・フェラーリ、アナ・マリア・ラビン、ノラ・アンセレムなどが含まれる。

彼の音楽への献身は、フランス及び世界中の名高い劇場、オペラハウス、音楽祭での演奏へと彼を導いた。その中には、サンフランシスコ、ベルリン、モナコ、リセウ大劇場、パリ国立オペラ、ボルドー国立歌劇場・大劇場、トゥールーズ・キャピトル劇場、ケネディ・センター、アリス・タリー・ホール、カーネギー・ホール、テアトロ・レアル、ウィーン・コンツェルトハウス、モネ劇場、ハノイ、リオ、紫禁城、長岡リリックホール 、東京の王子ホール、ボーヌ音楽祭、エクサン・プロヴァンス音楽祭、エディンバラ・フェスティバル、クイーン・エリザベス・ホール、オランジュ音楽祭、モンテカルロ春の芸術祭、ウィグモア・ホール、オランダのコンセルトヘボウなどが含まれる。

さらに、パロックは献身的な教師であり、定期的にマスタークラスを指導し、Centre de formation lyrique de l’Opéra Bastille、東京大学、Opéra de Séoul、ニース夏期国際音楽アカデミー、ミシガン大学、長岡リリックホール、Jeunes Voix du Rhin、Tokyo Opéra Studio、イスタンブール大学、リスト・フェレンツ音楽大学、Pro’scenio、Pôle lyrique d’excellence、モンテカルロ歌劇場、Pézénas enchanté、Fondation des Treillesなどの評判の高い学校で教えた経験がある。

彼は、ジェニファー・ラーモアと共に、アメリカン・メロディーズのリサイタル『アメリカの心を歌う』をワーナー・クラシックスに録音し、『ジェニファー・ラーモア ライブ』のDVD（VAI music）にフィーチャーされた。加えて、彼は多くのフランス歌曲をデッカ及びサフィールに録音しており、さらにオペラ・ラーラでの『夜想曲』そしてチャールズ・アイヴズの『サイド・ショー』をハルモニア・ムンディに録音している。彼はまた、メロディ・ルルジャンと共に、Apartéにアルバム『Fleurs』を録音した。

アントワーヌ・パロックは、フランスの芸術文化勲章「シュヴァリエ」の受賞者である。

写真: @ L’instant lyrique